症例1
メタルインレー(金属の詰め物)の下が虫歯になった症例です。
しみるなどの症状は何もなく、検診で虫歯が発見されました。
保険適応のCAD/CAMインレーで修復しました。
表面麻酔のクリームを塗布し、2分置きます。
麻酔の注射をします。
・麻酔液は温めて使用→注入時の痛み軽減
・糖尿病患者さんが自己注射にしようする細い針を使用
・ゆっくり麻酔液を入れる→注入時の痛み軽減
麻酔が効くのを待っている間に歯の清掃をしました。
麻酔が効いてきたら金属の詰め物を除去します。
メタルインレー(金属の詰め物)を1歯除去したところです。
虫歯で歯が溶けて柔らかくなっています。
(軟化象牙質といいます)
虫歯を除去している途中です。
まだ虫歯が残っていますね。
取り残してしまうと再発するため、確実に除去します。
上下の型取りをします。
かみ合わせを採ります。
※写真はワックスですが、現在はより正確なシリコンという材料を使用しています。
仮の蓋の材料を流し、光で固めます。
1日目はこれで終了です。
当日の注意事項は、
①麻酔が切れるまでお食事を控えていただくことと、
②粘着性の食べ物を控えること
③歯間ブラシや爪楊枝で仮の蓋を取らないこと
などです。
約1週間後に再度来院していただきます。
仮の蓋を取ります。
プライマー・ボンディング材(接着剤のようなもの)を塗布します。
(写真はイメージです)
塗布後、風をかけるので、2秒ほどしみます。(ご希望があれば麻酔します)
接着剤を付けます。
CAD/CAMインレーを装着して治療終了です。
術後約1時間お食事をお控えいただきます。
【保険治療】
現在、保険でもこの程度の見た目の治療が可能です。