8月31日(土)に、歯科衛生士向けマイクロスコープ研修を受けました。
マイクロスコープとは歯科用手術用実体顕微鏡のことで、お口の中を3〜20倍に拡大して見ることができます。
よく歯の神経の治療(根管治療)に使用されており、細かいところまで見ることができるため、神経の治療後もなかなか痛みが良くならなかった方も、第4根管の発見により歯の痛みを取り除いたり、折れた器具(破折ファイル)を除去するなどして痛みを改善することができます。
この優れたマイクロスコープは高い技術が必要であるものの、歯科衛生士による歯石除去(スケーリング)に使用することもできます。
見逃していた歯石を除去し歯周病を改善したり、歯ぐきを傷つけずに歯石除去を行うことで痛みを減らすことができます。
今回は、当院の歯科衛生士たちがマイクロスコープを使用したスケーリングの具体的なチップの動かし方について主に実技研修を受けました。
マイクロスコープは大変技術の必要な道具です。マイクロスコープは上下左右が反対に写るため、マイクロスコープを見ながら手を動かすのは技術が必要です。それを具体的に体感するため、鏡越しに紙コップに物を入れる実験を行いました。
なかなな出来ず苦戦しており、このような難しいことをわれわれは日々やっているのだということがわかりました。
終わった後は、講師の先生を交えて食事会をしました。
ざっくばらんな雰囲気で、患者さんに言われて嬉しかったことや、悩んでいることなど、皆で話せました。
これからも素敵な医療をできるよう、日々努力していきます!
よろしくお願いいたします。